WordPressでホームページを作成する際のメリット・デメリットを解説

この記事はこんな方におすすめです。
- そもそもWordPressとは?
- 他のホームページ作成ツールとの違い
- 使う上でのメリットとデメリットを知りたい
無料で利用でき、機能性とカスタマイズ性の高さから、圧倒的な人気を誇るホームページ作成ツール、WordPress(ワードプレス)。
この記事ではWordPressを採用したホームページ作成を検討中の方に向けて、メリット・デメリット付きで詳しく解説していきます
WordPressとは?

WordPressとは、インターネット上の何百万ものサイトに使われている無料のオープンソースになります。
プログラミング言語であるPHPとMySQLに基づいて構築されており、柔軟性・カスタマイズ性を考慮して設計されています。
これを使用して、ホームページやブログサイトの作成、コンテンツの管理、ユーザーコミュニティの構築などを行うことができます。
WordPressのメリット
WordPressは、2003年から開発されていて現在でもインターネットで最も人気のあるコンテンツ管理システム(CMS)になります。
WordPressには、さまざまな目的に対応できる魅力的な機能が提供されており、 個人ブロガーや小規模事業者の方にとっては非常に心強いホームページ制作ツールです。
ここでは実際にWordPressを使う際のメリットを詳しく解説していきます。
ブログ機能を搭載したホームページを簡単に作成可能
WordPressの利用を検討する1番の理由はこれではないでしょうか?
- シンプルなインターフェースで簡単に記事の投稿や編集が可能
- カテゴリーやタグの設定、表示機能
- サイト内の記事検索、おすすめ記事表示機能
お知らせやブログ機能を搭載したホームページを作成したい方には、便利で嬉しい機能が標準で備わっているのがポイントです。
多種多様なテーマ(デザインテンプレート)が揃っている
WordPressには様々なデザインテーマがあるので、利用者のニーズに合ったデザインを見つけることができます。
WordPress.orgには100,000を超えるテーマがあり、毎日新しいテーマが追加されています。
WordPressテーマには主に2つのタイプがあります
無料テーマ
テーマの利用自体が無料で提供されているものになります。
昨今の無料テーマは非常にクオリティが高く、個人利用などの用途であれば十分に対応できるレベルです。
しかし、企業サイトの作成やSEOなどで集客を行うのが目的であれば、次に説明する有料テーマの使用を検討するのがおすすめです。
有料テーマ
テーマのダウンロード自体に費用が発生するタイプになります。
無料テーマと比べて
- カスタマイズ性が高い
- 独自プラグインなどで様々な機能を追加できる
- SEOに関する細かい設定が可能
有料のテーマの平均価格は1~2万円ぐらいですので、予算的に大丈夫な方は有料テーマの利用を検討しましょう。
最初に無料テーマを使用して後々有料テーマに切り替えるのも可能ですが、切り替え時にデザインの修正が必要になります。
長期的にホームページの運用をするつもりであれば、開設時点で有料テーマの利用をすることをおすすめします。
デザインにおけるテンプレートとオリジナルデザインの違いについて詳しく知りたい方は下記の記事もおすすめです。
【関連記事】
▶ホームページの「テンプレート」と「オリジナルデザイン」の違いは?メリット・デメリットを解説

システム自体は無料で利用できる
WordPressのシステム自体を利用するにあたっては料金が発生しません。
- サーバー費用
- ドメイン費用
- 有料テーマ ※利用する場合
- 有料プラグイン ※利用する場合
基本的には上記の料金のみ掛かります。
その他のホームページ作成ツールやCMSなどは、システムの利用自体に月額で料金が発生するケースがほとんどですので、この点は嬉しいポイントです。

カスタマイズ性が高い

ほとんどのテーマが標準で付いているカスタマイザー機能により、簡単な操作でお気に入りのデザイン、レイアウトに変更することが可能です。
更に細かい調整がしたい場合でも、ある程度のHTML/CSSの知識があれば、様々なデザインと用途に対応したカスタマイズができます。
豊富なプラグインで様々な機能を簡単に追加できる

WordPressプラグインは、WordPressの最も重要な機能と言われています。
プラグインを利用することにより、簡単にWordPressへ新しい機能を追加することができます。
WordPressプラグインには、「SEOの最適化」「お問い合わせフォームの作成」「EC機能の追加」など、様々な目的のために数千種類のプラグインがリリースされています。
利用率が高いので情報が豊富
前述でも説明しましたが、WordPressは使用率が高いため、インターネット上には豊富な情報があります。
これに関しては
- WordPressについて、更に詳しく知りたい
- 完全初心者なのでWordPressの使用方法が知りたい
- 〇〇の機能が欲しいので、該当するプラグインを調べたい
上記のように初心者から中級者まで、様々なユーザーのニーズを満たす情報が、大抵は検索すれば出てくるのが良いポイントです。
検索エンジン以外にも、YouTubeチャンネルでのチュートリアル動画や学習プラットフォームであるUdemyで多くのオンラインコースが提供されています。
Amazonや楽天市場などで、WordPressに関しての書籍も多数販売されています。
WordPressのデメリット
ここからはWordPressを利用する場合のデメリットや注意点などについて紹介していきます。
自分でドメインやサーバーの準備が必要
WordPressでは、独自ドメインの取得とサーバーの初期設定をする必要があります。
これらの作業は、Web知識に疎い初心者にとっては少し難しいかもしれません。
ですがWordPress同様、ネットで検索するとドメインとサーバーの契約から初期設定までの詳細な手順を解説してくれているサイトが多数あります。
自身で調べながら作業を行うのが大丈夫な方であれば、問題ない難易度だと思いますが、まったくWebの知識が無いという方には少しハードルが高いかもしれません。
WordPressでホームページを作成する際のおすすめレンタルサーバーに関して詳しく知りたい方は【レンタルサーバー比較】ホームページで使うならどれがおすすめ?メリット&デメリットも解説の記事を参考にしてみてください。

デザインの調整をする際は最低限のWeb知識が必要
WordPressは前述したカスタマイザー機能によりデザインの変更や調整が可能ですが、「細部までこだわってデザインしたい」「ゼロからオリジナルのデザインにしたい」といった対応を行うには、HTML/CSS/PHP等の知識が必ず必要になります。
自由自在にカスタマイズがしたいという方は、自分でコーディングやプログラミングを学ぶか、外注を行うなどして対応することになります。
SEO対策(内部対策)は自分自身で実施する必要がある
一般的にWordPressはSEOに強いと言われていますが、特に何もせずそのままWordPressを使用しているだけではSEO対策としては不十分です。
SEOの基本を理解し、サイトの設定や対策を自分自身で実施していく必要があります。
内部対策だけでもざっくりですが数十種類の項目があるので、SEOに強くない方にとっては少し負担に感じるかもしれません。
自分じゃ対策できてるか不安と思う方は外部業者に依頼するのも一つの手なので検討しても良いかもしれません。
SEOについての基本的な事を知りたいという方はSEO対策とは?初心者もこれでOK!実行する前に知っておきたい4つのポイントの記事を参考にしてください。

セキュリティ対策が必要
WordPressはオープンソースであるため、ハッカーの標的になります。
オープンソースという性質の関係上、ハッカーはシステムの脆弱性を簡単に見つけて不正アクセスを行い、サイト自体を悪用することができてしまいす。
これらのリスクを軽減するために、管理者自身が講じることができるセキュリティ対策があるので代表的なのを紹介します。
- WordPress本体やプラグインの定期的なアップデート
- 長い間更新されていないデザインテーマやプラグインを使用しない
- サーバー言語(PHP)の安全なバージョンの使用
- 管理画面へのログインURLを独自のものに変更
- 強力なパスワード、二段階認証の採用
上記のような対策を講じる必要があります。
セキュリティ系のプラグインをインストールすることで大半は対応可能ですが、場合によってはサーバー側の設定も必要になることがあります。
電話でのサポート体制はなし
WordPressは多彩な機能やカスタマイズができる反面、初心者の人は逆に使いこなすには難しい場合があります。
WordPress公式サイトでのサポートはお問い合わせメールのみで、電話サポートはありません。
利用者が質問できるコミュニティフォーラムは用意されていますが、基本的に分からないことは全て自分で調べることが前提になります。
システムやプラグインのアップデート対応が必要
セキュリティの項でも説明しましたが、WordPress本体、デザインテーマ、プラグインの定期的なアップデートが必要になります。
更新作業自体は、管理画面に「更新してください」とお知らせが表示されるので1クリックするだけで簡単です。
しかし、WordPressはシステム、デザインテーマ、プラグインで互換性があり、どれか1つだけバージョンアップをすると、それ以外の機能が動作しなくなることがあります。
基本的にアップデートの作業はバックアップを取り、本番環境ではなくローカル環境で一度テストアップデートを行うなど、慎重に進める必要があります。
自分で行うのは不安、更新対応する時間がないという方は、こちらも外部業者への管理業務代行の依頼を検討しましょう。
まとめ
WordPressは、デザインテンプレートでデザインやレイアウトを自由に変更したり、多彩なプラグインを採用することで、様々な機能を再現することが可能です。
ある程度のWeb知識(HTML/CSS/PHP)があれば自由度が高く、どんなホームページも作れます。
一方で、Web知識に強くないホームページの初心者の方にとっては、カスタマイズが難しかったり、セキュリティの対策が必要であったりと使いこなすのは少し難しいかもしれません。
一定の専門知識を自身で習得する時間がある方にはWordPressはおすすめなツールになるでしょう。
自身で学習する時間がなく、外注したいと考えている方は下記の記事を参考にしてみてください。
【関連記事】
▶【これで安心】ホームページ制作を依頼する前にチェックするポイント!

最後に当サイトのウェブグロースでもWordPressを使用したホームページ作成のご支援が可能です。
- 初期費用無料、月額5,500円(サーバー&ドメイン費用込)から作成可能
- 好みのデザインテーマに合わせて作成
- アップデート作業、無制限のサポートあり
上記の条件でホームページの作成が可能です。
WordPressに関する無料相談も受け付けてますので、まずはお気軽にご相談ください!