Web広告(インターネット広告)とは?種類別の特徴と費用相場を解説

昨今のWeb技術の進化、スマートフォンやタブレットの普及により、Web広告(インターネット広告)は広告業界の中でも爆発的に成長し、従来のテレビや新聞などのメディア広告の費用を超えるまでになりました。

今後もWeb広告の市場規模は伸びていくと言われており、ビジネスをする上では無視できない状況となっています。

今回の記事では、まだWeb広告を一度も使ったことがないという人向けに

  • Web広告のメリットとデメリット
  • それぞれのWeb広告の特徴
  • 種類別のおおまかな費用相場
  • Web広告で成果を出すためのポイント

上記について解説していきます。

Web広告(インターネット広告)とは?

Web広告とは、「インターネット上のメディア媒体に掲載されている広告」のことで、Web広告はインターネット広告、オンライン広告とも呼ばれます。

ターゲットとなるユーザーに対して適切な広告を掲載し、自身のWebサイトへのアクセスを誘導するマーケティング戦略の1つになります。

Web広告(インターネット広告)のメリットとデメリット

ここではWeb広告を利用するメリットとデメリットを解説していきます。

Web広告のメリット

広範囲で様々なユーザーにアプローチが可能

インターネット利用者は世界で見ると40億人以上いると言われており、日本では人口比で90%以上の人がインターネットを利用している状況です。

多くの人々はGoogleやYahoo!などの検索エンジンを使って、商品やサービスなどを検索する習慣があります。

Web広告は、それらのインターネットユーザーに対して、効果的に宣伝することが可能です。

従来の広告媒体と比べて低予算で始められる

テレビ・新聞・雑誌などの従来でよく利用されていた広告媒体と比べると、Web広告は低予算で始めることが可能なのが特徴の1つです。

海外のマーケティング会社であるSeriously Simple Marketingの記事によると、従来の広告と比較してWeb広告の方が予算が3倍安いと説明しています。

これらの理由により、大手企業だけでなく小規模事業者や個人事業主の人でも、Web広告を活用し、運用可能な予算の範囲で商品やサービスの宣伝を行うことが可能になります。

短期間でWebサイトへのアクセス数増加が見込める

SEOやSNS運用などの他のマーケティング施策は施策後の効果が出るまでに、半年~1年間ぐらいの期間が必要になります。

その点Web広告に関しては、広告を出稿し審査が通れば、数分後にはインターネット上で公開されるので、短期間でターゲットとなるユーザーに対してアプローチすることが可能です。

細かいターゲティング設定が可能

ターゲットとなるユーザーを絞らず、広範囲に宣伝する従来の広告とは異なり、Web広告はターゲットを絞って広告を配信することが可能です。

  • ユーザーの基本情報(性別、年齢、住んでいる地域など)
  • ユーザーの興味関心(よく閲覧しているWebサイトデータや検索履歴など)

代表的なデータは上記のようになりますが、広告のプラットフォームによっては更に細かいターゲティングの設定をすることができます。

ターゲットを絞ることにより、自分の商品やサービスに興味関心がない人への無駄なアプローチを抑えて、広告予算を最適に運用できる効果もあります。

リターゲティングが可能

リターゲティングとは、Web広告の手法の1つで、過去にWebサイトをアクセスしたことがあるユーザーに対して、広告ネットワーク内の広告掲載面に再度広告を表示させる手法のことです。

自社のWebサイトにアクセスしたが、その時は商品やサービスの購入、申し込みを見送って離脱したユーザーに対し、バナー広告などで再度Webサイトに戻るように促すことができます。

リターゲティングによって、再度アクセスしたユーザーのコンバージョン率は、通常より高くなる傾向があるのが特徴です。

効果測定ができる

Web広告の特徴の1つに効果測定ができるというのがあります。

広告のクリック数やクリック率、ユーザーからのお問い合わせ数などを専用の分析ツールを使って、定量的に測定することが可能です。

測定したデータをもとに、広告流入先であるWebサイトのページ内容を改善したり、ターゲティングの設定を見直してみたりと、比較的速いスピードで改善サイクルを回すことができます。

Web広告のデメリット

ここまでWeb広告のメリットについて解説してきましたが、もちろんデメリットもあります。

Web広告を検討している方は、これから説明するデメリットに関しても、把握しておきましょう。

競争が激しい

Web広告の性質上、やり方さえ分かれば誰でも広告を出稿することができるので、競合他社が多いのが正直なところです。

大手企業などは多大な予算を掛けてWeb広告を運用しているケースが多く、それらに対抗するには、キーワードやターゲティング設定を緻密に設計したり、広告の流入先であるWebサイトの内容を、競合他社より差別化する必要があります。

商品やサービス自体がより独自で、オリジナリティがあるものなら良いのですが、業界によってはそこでの差別化が難しいケースがあると思うので、そこで競合に勝つには広告運用のスキルが重要になっていきます。

広告運用ミスによる損害

見込みがなさそうなユーザーをターゲットにしてしまう、競争が激しいキーワードを選択するなど、スキルや経験がない人が広告運用をしてしまうと、広告予算を無駄に垂れ流す結果になってしまいます。

最近の広告ツールはAIによって、ある程度自動で最適化してくれますが、AIの提案を何も考えずに反映していくと、自分のビジネスに適さない設定をしてしまう可能性もゼロではありません。

これからWeb広告を始めてみようと思っている方は、「低額な予算で始める」もしくは「広告運用のスキルがある人に管理を任せる」などの手法を取ることをおすすめします。

常に改善し続ける必要がある

一度成果が出る広告運用ができたとしても、同じ広告内容を掲載し続けると、徐々に効果が薄れていきます。

原因としては、ユーザーがその広告を見慣れてしまう、競合他社がより良い広告やLPを掲載するなど、理由は様々です。

日々の測定データを解析しながら、広告効果が落ちないように継続的に運用していくのは、ある程度の時間と労力が必要になります。

広告を停止すると流入が止まる

当たり前の話ですが、広告を停止するとインターネット上に自分の広告が掲載されなくなるので、その時点でユーザーの流入は減少します。

Web広告からの流入のみで集客をしようとすると、費用を掛け続けなければならない状態になってしまいまい、資産性がありません。

なので対策としては

  • 資料請求やメルマガ登録など使い、顧客リストを獲得しておく
  • SEO対策やSNS運用などの資産性があるマーケティング施策を行う

これらがおすすめです。

広告から流入してきたユーザーに対し、いきなり商品やサービスを購入してもらうのではなく、まず資料請求やメルマガ登録などをしてもらい、購入前にワンクッション置くのも有効な施策です。

SEO対策やSNS運用は別途施策が必要になりますが、効果が出るまでに期間必要なので、Web広告と同時に進めておくのがおすすめです。

SEO対策について詳しく知りたい方はSEO対策とは?初心者もこれでOK!実行する前に知っておきたい4つのポイントの記事を参考にしてみてください。

Web広告(インターネット広告)の種類と特徴

ここからは実際のWeb広告の中でも、国内で最も利用されているであろう、代表的な5種類の広告を特徴と共に紹介していきます。

リスティング広告

リスティング広告とは、ユーザーが検索したキーワードに連動して掲載される広告で、最も普及していて人気のある広告タイプの1つです。

検索連動型広告やPPC(Pay Per Click)広告とも呼ばれ、広告がクリックされると費用が発生します。国内ではGoogle広告Yahoo!広告が代表的です。

ユーザーが検索したキーワードに対して、広告を表示することができるので、購買意欲が高いユーザーに向けて適した広告になります。

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告とは、Webサイトやアプリの広告掲載枠に表示される画像や動画、テキスト広告のことを指します。

バナー形式で表示されることも多いため、バナー広告やコンテンツ連動型広告とも呼ばれます。

ユーザーの年齢、性別、地域、過去のサイト閲覧履歴などでターゲティングを設定することが可能なため、自社のサービスや商品を知らない、もしくはまだ課題や悩みに気付いていない潜在層に適した広告になります。

リターゲティング広告

リターゲティング広告とは、過去にWebサイトを訪問したことがあるユーザーに対して再び表示させる広告のことです。

各広告媒体によって呼び名が異なり、Yahoo!広告では「リターゲティング」、 Google広告では「リマーケティング」と呼ばれています。

呼び名が違うだけで、内容は同じです。

リターゲティング広告は、より自社の商品やサービスに興味、関心のあるユーザーをターゲットにアプローチできるため、お問い合わせや商品の購入といったコンバージョン率が高い傾向にあり、顕在層や顧客層に適した広告です。

アフィリエイト広告

アフィリエイト広告とは、成果報酬型広告とも呼ばれており、Webサイトに掲載された広告を経由してユーザーが商品購入やサービス登録をすると、サイト運営者に報酬が支払われる広告モデルです。

出典:A8.net「アフィリエイト広告とは?」

コンバージョンして初めて広告費が発生するため、費用対効果が高いことが大きな特徴と言えます。

下記は国内で代表的なアフィリエイトサービスになります。

SNS広告

SNS広告とは、TwitterやFacebook、InstagramといったSNSのプラットフォーム上に広告を掲載する手法です。

近年スマホの普及などを背景にSNSの利用者は年々増加しており、多くのSNSユーザーに対し認知を広げることが可能なため、とても効果的な手法になります。

潜在層から顕在層まで、幅広いターゲット層にアプローチすることが可能です。

下記では代表的な4種類のSNS広告について、特徴を解説していきます。

Facebook広告

Facebook広告の最大の特徴としては、詳細な条件設定により精度の高いターゲティングによるアプローチが可能な点です。

性別・年代・地域・趣味嗜好など、広告を出稿する前に細かい条件を設定できるため、目的に沿ったターゲットに広告を配信することができます。

Facebookは企業の経営者が登録、利用していることが多いという性質から、BtoB向けサービスに適したSNS広告です。

Instagram広告

続いてFacebook社が提供しているInstagram広告についてです。

Facebook広告同様に、細かいターゲティング設定が可能な点も挙げられますが、最大の特徴としては、画像や動画を活かしたクリエイティブな広告や、ユーザーとコミュニケーションが取れるアンケート広告など、他にも多彩な配信フォーマットが存在します。

Instagramの利用者は男女比で4:6と言われており、女性向けのサービスを展開している方には、Instagram広告が非常に適してると言えます。

Twitter広告

Twitter広告の最大の特徴としては、 リツイートやいいね機能などを生かした拡散性の高さになります。

他のSNS広告と比べて二次拡散性が非常に高く、積極的にいいねが押されたり、リツイートされるような広告を配信できれば、ユーザー同士が拡散し合うことによりに認知が一気に広がります。

Twitterの利用者は10~20代の若者が多いので、若年層向けのアプローチをしたい場合にTwitter広告は適しています。

YouTube広告

YouTube広告は、YouTube上で動画広告を配信できるサービスで、TrueView(トゥルービュー)広告とも呼ばれます。

YouTube広告の特徴としては、動画広告であるということを生かした内容の伝わりやすさと、ユーザーがスキップするまでは広告を確実に見てもらえるという点です。

動画視聴中に広告を流すインストリーム広告から、YouTubeのトップページや検索結果、関連動画の横に広告を表示するディスカバリー広告など、配信フォーマットも色々な種類があります。

ゲーム業界やアプリ業界など、動画と相性が良いサービスを展開している方には最適な広告媒体となります。

Web広告(インターネット広告)の費用相場

ここでは前述で解説したWeb広告(計5種類)の費用相場を載せていきます。

配信フォーマットや課金方式によって費用は様々ですが、おおよその相場感として参考にしてみてください。

リスティング広告の費用相場

リスティング広告のクリック単価は10~5,000円/1回になります。

この価格は、キーワードの競合性、広告ランク、入札単価により上下します。

特に医療系や転職系などの、競争性が高いと言われているキーワードは入札単価が高くなるのが特徴です。

ディスプレイ広告とリターゲティング広告の費用相場

  • クリック課金型の場合
    →50~200円/1回
  • インプレッション課金型の場合
    →10~400円/1,000インプレッション

ターゲティングの条件などにより、費用は変動していきます。

アフィリエイト広告の費用相場

  • 初期費用
    →0~50,000円
  • 月額費用
    →30,000~50,000円
  • アフィリエイターへの成果報酬
    →各自の設定した条件による
    ※売上の10%、会員登録1件につき1,000~円など

広告出稿先のASP(アプリケーションサービスプロバイダ)により費用が変動します。

初期費用や月額費用が安い場合は、代わりに手数料が高く設定されていたり、優秀なアフィリエイターが不足している場合もあるので、事前にしっかり確認しておくことをおすすめします。

SNS広告の費用相場

  • Twitter広告の場合
    →プロモツイートに対して 30~90円/1リツイート
  • YouTube広告の場合
    →3~30円/1再生

※Facebook広告やInstagram広告の費用に関しては、前述の「ディスプレイ広告とリターゲティング広告の費用相場」を参考にしてください。

Web広告(インターネット広告)で成果を出すためのポイント

ここからは、Web広告で成果を出すためのポイントについて解説していきます。

ROI(費用対効果)分析を行う

Web広告に限らず、Webマーケティング全般において、ROI分析を行うことはとても重要になります。

マーケティング業界においてROIは下記の計算式で算出されます。

利益(原価や販管費を引いた数値)÷ 広告費 × 100

ROIの数値が高ければ高いほど、費用対効果が良かったということになります。

このROIを指標とし、分析ツールを使ってWeb広告の効果測定→課題抽出→改善を繰り返していくことが大事なポイントとなります。

ユーザーをセグメント化する

年齢、性別、趣味嗜好などの共通点を持つユーザーを様々なグループに分類し、それぞれのグループに適切な広告内容でアプローチを行います。

例えば、衣料品のディスプレイ広告を配信する場合は、女性向けの広告文と男性向けの広告分は異なります。

ターゲットとなるユーザーをしっかりグループ分けすることにより、成果に繋がる広告運用が可能になります。

自分のビジネスに最適なメディアを選択する

前述した「Web広告(インターネット広告)の種類と特徴」で解説したとおり、それぞれのメディアには利用者の特徴があります。

自分の商品やサービスに関心を持ってくれそうなユーザーが多いメディアはどこなのか?というのを、事前に調査して把握しておくことが重要です。

ここを間違えると、まったく興味関心がないユーザーへアプローチをすることになってしまうので、注意しましょう。

最適なキーワードを選定する

ここはリスティング広告に関しての話になりますが、自分の商品やサービスの特徴に合わせて、最適なキーワードを選定するようにしてください。

例えば英会話教室の集客を行いたい場合のキーワード選定を想定した際に

  1. 「 英会話教室 」
    検索ボリューム→22,200
  2. 「 英会話教室 中学生 」
    検索ボリューム→590
  3. 「 英会話教室 中学生 オンライン 」
    検索ボリューム→140

1のようにビックワードだと検索ボリュームは多いですが、競合も多くクリック単価も高価になりがちです。

2と3のようなキーワードの掛け合わせたもの(ロングテールキーワード)であれば、競合性が低くクリック費用が低価で運用できる場合があります。

逆に検索ボリュームがあまりにも低すぎるキーワードを選んでしまうと、インプレッション数が全然稼げないということです。

最後に

ここまでWeb広告の種類や特徴、メリット・デメリット、費用相場を解説してきました。

最後に当サイトのウェブグロースでは、本記事で解説したWeb広告の導入・運用をサポートするサービスを提供しております。

無料での相談も受け付けてますので、ますはお気軽にお問い合わせください!

この記事を書いた人

この記事の著者:たまよせ けんじ

個人事業でWeb制作、Webマーケティングの業務を行っています。WebマーケティングだとSEOが得意です。お仕事のご相談があればお気軽にご連絡ください。