【WixとWordPress】ホームページを作成するならどちらが良いのか?
ホームページの作成を考えていて、色々調べてみると
WixとWordPressが有名そうだけど、どっちがおすすめなのか?
このような疑問を抱いてる方もいると思います。
今回の記事は
- WixとWordPressどちらを採用すべきか?
- WixとWordPressそれぞれの特徴
これらを解説した記事となっております。
WixとWordPress、どちらでホームページを制作すれば良いのか、迷ってる方の参考になれば幸いです。
WIXとWordPress以外の作成ツールも知りたい!という方は無料で簡単にホームページが作成できるおすすめツールをご紹介【メリット・デメリットで比較】の記事も参考にしてみてください。

WixとWordPressそれぞれのコストについて
ホームページの作成をどう進めていくか考えるにあたって、CMSなどの制作ツールを採用するのは、費用的な面で非常に理にかなっています。
まずはWixとWordPressそれぞれの使用した場合の掛かる費用について見ていきましょう。
Wixの費用
Wixは基本的な機能については無料で利用できます。
しかし、無料プランの場合だと
- ホームページの上部と下部にWixのロゴが表示される
- オリジナルドメインは使用不可
- EC(オンライン通販)機能の提供はなし
上記のデメリットがあります。
更にデフォルトではホームページに広告が表示される仕様なので、広告を削除するにはプレミアプラン(有料プラン)へのアップグレードが必要になります。
プレミアプランは各プランごとでデータ容量に差があり、一番高いVIPプランで月2,659円の費用が掛かります。

EC機能が必要な場合は、ビジネス&Eコマースプランを選択する必要があります。
一番高いビジネスVIPプランで月3,800円の費用が掛かります。

これらの選択したプレミアプランの種類に関係なく、追加機能であるアプリ(アドオン)の購入には別途費用が掛かります。
WordPressの費用
WordPressはオープンソースなので、誰でも無料で利用できます。
「無料ならWordPress一択じゃん!」と思う方もいるかもしれませんが、ホームページ作成初心者の方は注意しなければいけないことがあります。
それはWordPressをインストールするにはサーバーと独自ドメインの事前準備が必要なことです。
サーバーの準備に関しては、一般的にレンタルサーバー会社と契約するのが一番簡単です。
おすすめのレンタルサーバーについて知りたい方は【レンタルサーバー比較】ホームページで使うならどれがおすすめ?メリット&デメリットも解説の記事を参考にしてみてください。

ちなみに当サイトのサーバーは「エックスサーバー」ドメインは「お名前.com」で取得したもので運営しています。
注意点としては、サーバーとドメインを合わせて月に数千円の費用が掛かるのと、Webの知識があまりない方には、サーバーとドメインの契約と紐付け作業は少し難しく感じるかもしれません。
WordPressの話に戻ると、 WordPressの最大の特徴は、無料から有料まで様々なデザインテーマ、機能追加プラグインが提供されています。
プラグインの中にはEC機能を提供してくれるプラグインも存在します。
WordPressのデメリットとして、サーバーとドメインを自分で用意する、様々なテーマとプラグインがインストール可能な関係で、セキュリティの知見がないと、ホームページの運営に支障をきたす場合があります。
お客様の個人情報流出や、ホームページが乗っ取られてしまうこともあるので、ある程度のWeb知識の勉強は必要になります。
結論
費用に関しては、契約するサーバーとドメイン会社にもよりますが、大半のケースではWordPressのほうがコストを低く抑えられるケースがほとんどでしょう。
なので費用の項目に関しては、WordPressに軍配が上がると思います。
サーバーやドメインの契約、紐付け作業が面倒な方は、Wixを採用するのがおすすめです。
デザインツールの使いやすさ
基本的なデザインであれば、WixとWordPressどちらでも、HTML・CSSの知識がなくてもホームページが作成可能です。
ここでは、HTML・CSSの知識がない初心者にとって、どちらが使いやすいかを見ていきましょう。
Wixの制作ツール
Wixの制作ツールはシンプルなドラッグ&ドロップの操作で、Webデザインの作成が可能になっております。

ドラッグ&ドロップで配置したパーツを選択し、文字のフォント、太さ、色などを編集していきます。
視覚的に分かりやすいインターフェースなので、HTML・CSS初心者の方にも簡単にホームページの構築を進めていくことができます。
WordPressの制作ツール
WordPressはライブプレビューでページを編集できる、WordPressブロックエディターが搭載されています。
テキスト、見出し、画像、ボタンなどのブロックパーツを挿入していき、ホームページを作成していく流れとなります。

WordPressには最初に説明した、デザインテーマが数千種類用意されており、既存のデザインテーマを、テーマカスタマイザーという機能を使用してオリジナルのカスタマイズが可能です。

結論
WixとWordPressどちらが使いやすいかは非常に難しいところですが、今後もHTML・CSSの学習をする事が無い方はシンプルなWixがおすすめでしょう。
WordPressはより高度で複雑なデザイン編集が可能になりますが、ある程度使いこなすにはやはりHTML・CSSの学習が必要になる場面に遭遇すると思います。
デザインとレイアウト
ホームページ、Webサイトのデザインとレイアウトは非常に重要な要素になります。
ここではデザインテンプレート(デザインテーマ)の豊富さと、カスタマイズの自由度に関して、それぞれ解説していきます。
Wixのデザインテンプレート
Wixは約700種類以上の用意されているデザインテンプレートの中から、好みのデザインを選択すること可能です。
初期状態からレスポンシブデザインに対応しているのも嬉しいポイントです。

テンプレートのカテゴリーには
- ビジネス&サービス
- ネットショップ
- クリエイティブ
- コミュニティ
- ブログ
これら5種類のカテゴリーから、好みのデザインテンプレートを選択し、デザインの微調整、レイアウトの変更を行うことが可能になります。
1つデメリットを挙げるとすれば、一度テンプレートを選択すると、そのテンプレートを別のものに変更する事ができません。
最初のテンプレート選択は、慎重に考える必要があります。
WordPressのデザインテーマ
WordPressには、数千種類のデザインテーマが無料有料それぞれで用意されており、デザインの選定に困ることはほぼありません。

WordPressのテーマは小規模な個人サイトから、本格的なコーポレートサイト、ECサイトなど種類が多岐にわたります。
デザインテーマによっては、テーマ専用のプラグインなども配布されており、既存のテーマを更にカスタマイズすることも可能です。
デザインテーマは公式で配布されているものから、テーマ開発会社のサイトからダウンロード可能なものまで様々です。
更にWordPressは、デザインテーマをその都度変更し、いつでもデザインのカスタマイズが可能な点も嬉しいポイントです。
結論
デザインとレイアウトに関しては、WordPressの圧勝だと思います。
Wixよりはるかに幅広いデザインテーマが用意されている点と、いつでもデザインテーマが変更可能な点が大きい要因となります。
アプリとプラグイン(追加機能)
アプリとプラグインは、WixとWordPressで使用する拡張機能のことを言います。
Wixはそれをアプリと呼び、WordPressはプラグインと呼びます。
ここではWixとWordPressそれぞれで何ができるか見ていきましょう。
Wixのアプリ
Wixには、執筆時点で約150以上のアプリが追加可能となっています。
これらのアプリには、お問い合わせフォーム、コメント機能、SNS共有ボタン、メルマガ機能の追加など、幅広い機能を提供しています。

多くのアプリは無料で提供されていますが、有料のアプリでも試用が可能なアプリもあるので一度お試しで使ってみるのも良いでしょう。
アプリによっては買い切りではなく、月額課金が必要な場合もあります。
WordPressのプラグイン
記事執筆時点では、WordPressは50,000以上のプラグインが提供されています。

基本的にWordPressで実現したいことは、プラグインを検索すれば大半が解決します。
基本的にWordPressでやりたいことは何でも出来ると思います。
逆に種類がありすぎてプラグインの選定が難しいというのが唯一のデメリットだと思います。
結論
結論から言うと、WordPressの追加機能に関しては、Wixより優れていると感じてしまいます。
WordPressを選択すると、逆に迷ってしまうレベルの膨大な量のプラグインがあるので、追加機能に関してはWordPressが優位に働くケースが多いのは間違いないでしょう。
WordPressの場合「必要な機能+プラグイン」とGoogle検索すれば、色々と情報が出てくるので、プラグイン選定の際に迷った場合でも自主で解決できるケースがほとんどです。
WixとWordPress、どちらがブログに最適なのか?
ブログを目的にホームページ、Webサイトを開設する人も多いと思います。
WixとWordPressどちらでもブログ機能は搭載されているので、ブログを書く上でどちらが優れているのかを見てみましょう。
Wixのブログ機能
Wixは基本的なブログ機能がしっかり搭載されています。
カテゴリー、タグ、写真やビデオの挿入、アーカイブ機能などです。
記事の作成、編集にはシンプルなテキストエディタが採用されているので、逆に高度な機能が無いぶん、ブログ初心者の方にも安心です。
WordPressのブログ機能
WordPressはもともとブログ向けのプラットフォームとしてリリースされ、現在では本格的なWebサイトを作るシステムとして、幅広いユーザーに定着されるようになりました。
基本的なブログ機能から、より高度で細かい機能設定も搭載されており、ブログに関しても様々なプラグインが提供されているので、機能の不足を感じることはないと思います。
ブログもWebページ制作時と同じブロックエディタを使用して記事を書いていくので、WordPressの操作に触れたことがある人であれば、簡単に記事を作成していけると思います。
結論
ブログ機能に関しても、WordPressのほうが優れていると言わざるを得ないでしょう。
Wixでもブログを書くことは可能ですが、SEOなどの観点から見ると、少し機能に物足りなさを感じてしまいます。
ブログを書いて、ホームページのアクセスをアップさせたいと考えている場合はWordPress一択になると思います。
SEO対策について詳しく知りたい方はSEO対策とは?初心者もこれでOK!実行する前に知っておきたい4つのポイントの記事を参考にしてみてください。

WixとWordPressでのECサイト構築
オンライン通販を行うために、EC機能追加を検討している方もいると思います。
ここではWixとWordPress、それぞれのEC機能を見ていきます。
WixのEC機能
Wixは有料プランでEC機能を搭載することが可能になります。
無料プランではEC機能を使用することはできません。
アプリで機能追加することにより、様々な支払い方法を追加したり、他には予約機能や在庫管理システムも追加できます。
決済手数料に関しては、決済方法により変動しますが3.5~3.6%になります。
この手数料はEC業界の相場感では最安値の水準になります。
WordPressのEC機能
WordPressでEC構築を行うとなると、WooCommerceプラグインの採用が最も有力な構築方法だと思います。

WooCommerce以外にも、様々なEC機能を追加できるプラグインがあるので、自分の事業に必要な機能を備えたプラグインの選定が可能です。
ECサイト用のデザインテーマも多数配布されているので、色々と自分に適したデザインを探してみるのもおすすめです。
結論
とりあえずお手軽にECサイトを作りたいならWix、本格的なECサイト運営を考えるのであれば、WordPressが適切でしょう。
当記事の趣旨と少し外れてしまいますが、WixとWordPress以外にも、BASEやShopifyなどの別のECプラットフォームでの構築も視野に入れておくのをおすすめします。
別の記事で、ECサイトの構築方法と費用相場を解説した記事があるので、よければ参考にしてください。
【関連記事】
▶ECサイトの構築方法と費用相場を解説【メリット・デメリットで比較】

WixとWordPressどちらが良いのか?まとめ
Wix
今後もHTML・CSSやWebの知識を学習する予定が一切無い方は、Wixを選定するのが良いでしょう。
デザインの細かいカスタマイズ性はWordPressと比べて劣りますが、基本的なホームページ作成、用途の範囲が個人利用などの場合、Wixは強力な味方になると思います。
WordPress
自分自身で学習、もしくは都度調べながらのホームページ作成が可能な方には、WordPressをおすすめします。
デザインのカスタマイズ性や、様々な機能が搭載できるプラグインの種類の豊富さは、本格的なホームページ運営をサポートしてくれるのは間違いありません。
ビジネス用途でホームページを作成する方には特におすすめです。
【関連記事】
▶WordPressでホームページを作成する際のメリット・デメリットを解説

最後に
いかがでしたでしょうか?
WixとWordPress、どちらが自分に適しているか迷っている方に、少しでも参考になれば幸いです。
最後に当サイトのウェブグロースでは、WordPressを使用してのホームページ作成のご支援が可能です。
ホームページ作成に関して悩んでいる方に向けての、無料相談も受け付けてますので、まずはお気軽にお問い合わせください!